ボクが山岸のウチに帰ってからの2ヶ月間、家族のみんなは大変でした。
ボクのおなかにムシがいたり、ボクの下痢が止まらなかったり、ボクが「ケ
ンネル・コフ」という喘息に悩まされたりしたからです。特にお父さんは毎
晩、ボクの下痢の始末をしてくれました。お父さんの手に何回もウンチを
掛けたことがあります。それでもお父さんは、ちっとも怒りませんでした。
家族のみんなが、「ゼッタイにハッピーを元気にしてみせるからね」と言い
ながらボクの世話をしてくれました。おかげでボクはこんなに元気になり
ました。まだ、ときどき喘息で苦しむことはあるけど、みんながとてもやさ
しくしてくれるのでボクは生まれ変わって来てとっても幸せです。
HAPPY
ボク、ハンサムボーイになったでしょう?
なつかしい庭だなァ
クン、クン、なつかしいニオイもするなァ
ここ、ボクがよくオシッコしたところなんだ
おかあさん、ボクにもそれ貸してェ
チョッとのどが渇いたから水飲んで来るね
べろ出しても届かないヨー、水飲みたーい!
お兄ちゃん
、早く起きて来ないかなァ;ボク、もう庭の掃き掃除、手伝ったよ
(
邪魔をしたのでしょ―母
)
だれもボクの相手してくれないから、ボク、ここかじっちゃおう
デザイナーの吉田さん、『スーパー・アンカー』のデザイン、上手だなァ
ぼく、庭の掃き掃除のお手伝い (?) でチョッとつかれたから眠るネ。 ヒーター、消さないで
(やっぱり、この家に生まれ変わって、よかったなァ…)
ヒーターの前で眠ってたのに、ボク、どうしてここにいるの?